蓋のされたドウマンガニと豆アジのコンソメジュレ、カリフラワーのムースからスタート。
コンソメジュレはゼラチンは使わずに鯵のセラチン質のみで仕上げているそう。
ジュレの見た目はしているんですけど確かに口に含んでいくと抵抗のない感じというか溶けていくような感じ。
それと共に広がる香りがとても良い。
続けてカマスのフリット。
わぁなんという大きさ!
自家製カラスミと淡雪塩とペコロスの酢漬けと共にいただく。
ギリギリ火が入ってるくらいの絶妙な火加減。
鯵は
定置網の活き〆の鯵にレッドオニオンビーツ、
金時草、上には豆の葉っぱを合わせた1皿。
なんだこの鯵の食感よ。
衝撃的な美味さ。
焼津に来て良かったと、そう思わせてくれた一皿。
鯖活きは
泳がせの鯖にヒッコリーで香り付け。
マスタードソースを合わせてあります。
茄子のピューレ、蕪、フィンガーライムと色々なタイプがある。
1kgくらいの大きい鯖だそうで、最初は鯖ってわからないくらいでしたが、後味は確かに鯖。
ピューレの滑らかさにもびっくり。
そして何よりもこの甘めのマスタードソースがペアリングのシャブリと合うのが大感動でした。
白甘鯛鱗焼きは
富士宮つるむらさき、丸オクラ、トマトと合わせた一皿。
鱗焼きのサクサクとした良い食感はもちろんのこと身のホクホクさと優しい甘味。
青のりと魚介ベースのソースとなっておりさっぱりといただける。
太刀魚パイ包みは
太刀魚ふわふわ。
6時間煮込んだ玉ねぎにも合わせて大葉でくるんだパイ包。
大葉と玉ねぎもいい仕事をしているのかワインに絶妙に合う。
高森和牛は
初めていただく沼本氏の貴重な和牛。
31ヶ月で今回の部位は大きく言うとモモの部分にあたるそう。
備長炭で焼き、最後に藁焼き。
付け合わせには藤枝の玉取茸という椎茸に胡椒塩漬け。
鮑のリゾットは
もち麦と玄米、鮑の肝で仕上げたリゾット。
食感はっきりといいますが玄米らしいドライな感じが印象的。
デザートはさっぱりみずみずしく焼津豊水白ワインコンポート。
食後にはコーヒーが出てきました。
こちらも美味しかったな。