今回は3900円のコースです。
私たちはカウンターの席に案内されましたが、ここからは料理人の手仕事が見られ、待ち時間も楽しく過ごせ良かったです。
まず最初に出てきた蛸とオクラのジュレがとてもおいしく、和食ってこんなにおいしかったっけと感動しました。蛸が柔らかく、噛むごとに味がジュワッと滲み出てきます。食材の質はさることながら、味付けも繊細で申し分ありません。コロナ渦にも関わらずこの満席にも納得です。
その他、お吸い物・お刺身・焼き魚が提供されました。どれも丁寧に作られていて、一つ一つの食材を最高の形で楽しむ事ができました。特に、焼き魚をこんなにおいしいと感じたことは長らくなく、鮎を骨までおいしく食べられました。
ご飯がおいしいという前評判を聞いていたのですが、本当に絶品で感激しました。
土鍋炊きのお米はツヤツヤふっくらしていて、薄めの味付けがちょうど良く、ついついおかわりをしたくなります。季節毎に変わる他のご飯も食べてみたくなりました。
最後にデザートです。私たちは好きなスイーツを2種類選べるコースでした。私はきなこアイスとブリュレを選択。きなこアイスはとても濃厚で舌触りが良く、ブリュレも上はパリパリ中は滑らか。最後まで抜かりのないところはさすが名店だなと思いました。
今回のコースよりもうワンランク上のコースだと、本日のデザートを全てオーダーできるそうです。私は今回のコースで十分お腹がいっぱいになったので次回もこのコースでいいかなと思いますが、いつか全種類のデザートを堪能する夢も叶えたいです。
お会計では大抵の人が次回の予約をとっている様でした。それ故リピーターさんが多いのですね。2か月以上先になると現地では予約がとれず、電話での予約になるそうです。
食事の提供スピード、飲み物への気配りなど、卒のない接客もさすがでした。
少しお高めのランチではありますが、それに見合っただけのお食事が頂けます。何より満足感が高く、毎回わくわくしながら足を運べるところが魅力的だなと感じました。