新じゃがのポタージュは敢えて香りを残すために皮付きで。スープ皿の蓋を開けたとたんにフワッと立ち昇るいい香りに、みんなの顔がほころびました。前菜の桜鯛はモチモチとして香りもよく、筍とともに繊細な香りと味わい。一口ごとに違う味のソースで味わえる工夫が凝らされていました。
目の前で焼いてくださるお肉は言うまでもなくジューシーで、お肉の味わいが最大限引き出される焼き加減とのこと。添えられた粒胡椒の塩漬けでさっぱりといただけました。
その後のガーリックライスはニンニクの香りが穏やかで、焦がし醤油の香りとともにいくらでも食べられてしまいそう。シェフのちょっとした心遣いやトークが素敵でした。
2階のティールームでのデザートは見た目も味も華やかでうっとり。
重厚感のある建物やインテリアとも相まって、目も舌も心も癒される夢のような空間でした。