何となく濃い煮干しの効いた背脂三条系ラーメンを食べたくなり、約6年振りの訪問。
6年前の思い出はあまりいい印象ではありませんでした…でも、評価ポイントもさほど悪くないし、期待してみようと!
店内はさほど変わらず縦に長いカウンターのみの造り。
入口内の券売機で決めていたチャーシュー中華そばをポチッと。
すかさずスタッフからチケットを求められ、背脂中でお願いしました。
先客3人と離れた厨房内が見える奥の席に陣取りました。
麺上げスタッフ1人、仕上げ&接客スタッフ2名の体制。
程なく着丼。
以前と変わって燻銀のステンレス丼か。何かロゴも印刷してある。
縁に背脂とほうれん草が振り掛かり、ま、仕上げ雑感は拭えないけど燕三条系ゆえのそれかと思いながら、スープからイきました。
んーん、燕三条系のガツンとくる醤油と煮干しと背脂のインパクトはなくマイルドで大人しい…武蔵小金井なりの濃さに変えてしまったのか?
期待していただけに残念な印象…
スタートから嫌な予感を払拭すべく、気を取り直して麺を背脂の下から箸で取り出し啜ります。
おーっ、これは6年前の麺のガッカリを払拭した三河屋製麺の平打ち太麺をしっかり手揉みしたコシのあるピロピロ系に近い。これは美味しい麺です♪ご時世的に150〜180gのような。
期待してチャーシュー…
これにはかなりガッカリ…薄いペラペラな肩ロースが5枚程で炙ってあり、炙り強い部分の苦みもあって豚の甘みが感じられない…片や材木状のチャーシュー2本は豚バラでこれは悪くなくジューシーで豚味しっかりの味わい。こちらは美味しい。
他の具は、見ての通りの岩海苔、濃く煮込んだ細メンマ、タマネギで燕三条系の定番。ほうれん草は色添えで加えたのかな?
そんなこんなを味わいながら、開店当初の蒲田のラーメン潤の支店としての燕三条系の旨みは、残念ながら最後まで味わえませんでした…
コップも丼も変わったし、豊潤亭の2号店と言われる高円寺の燕三条系の福鳳のロゴが付いているのは宣伝なのかよくわかりませんが、モヤっとしてお店を後にしました。
月日が経つうちにラーメン潤との関わりがなくなってしまったのかなぁ、と思えるリベンジできなかった一杯という食後の感想でした。