金沢市内…ひがし茶屋街から徒歩10分程の所に在ります老舗の飴屋さんで、創業は天保元年(=1830年)です。
主力商品の“じろあめ”は米と大麦とを原料に、砂糖・人工甘味料・防腐剤の類は一切使用しておられないそうで、当地・金沢の言い伝えでは“飢饉で作物が獲れず、栄養失調に喘いでいた乳児の母が、母乳の代わりにじろあめをなめさせていた”―という逸話が遺されております。
今回はじろあめと“しょうがあめ”の、どちらも中サイズを購入致しました(サイズは3通りございます)。
上記の他に“あわあめ(粟飴)”もございました(購入経験はございません)。
上記のじろあめ・しょうがあめ・あわあめは一般に言う所の“水飴”に分類される状態でして、瓶の中にお箸やスプーン(フォークでも可？)を突っ込んですくって賞味する品ですが、“飴ん子”や“俵っ子”等、固形の飴も販売されております。
私は本店に近い所に住んでおりますので本店の外観をご紹介しましたが、市内の大手デパートや金沢駅構内の土産物店等、市内各所で取り扱われております。関西地方の大学で学んでおりました学生時代、休みの期間に金沢に帰郷してまた関西に戻りました折、こちらの飴を1・2瓶所持して登校し、休み時間に同期生達と割り箸を手にじろあめを分け合ってなめていたのは良い思い出です。
