これぞ究極の日本料理！ シンプルに味を追求した潔さを感じるメニューの数々は日本料理の到達点の一つではないでしょうか。 以下この日はいただいた内容になります。 ★キスの菊花椀 ★おつまみセット 柿なます、カマスとむかご、バチコ、このわたの飯蒸し、 ★スッポンの山椒焼き ★北海道釧路 毛蟹の茶碗蒸し ★冷たい無花果田楽 ★松茸のフライと銀杏 ★明石の鯛と伊勢海老のお造り ★鱧と松茸のお鍋 ★博多湾の海うなぎの白焼き ★白かぶ 伊勢海老の味噌と松茸の餡 ★グジの栗蒸し ★松茸ご飯 ★白ごはん、ちりめん山椒、時雨煮、香の物 ★わらび餅 まず驚かされたのがお出汁。 無駄がなく食材を活かすようなお出汁は唯一無二！ そして一言では括れないほどに研ぎ澄まされた、まさに「絶妙」という言葉がピッタリな調理。 食感や味付け、どれをとっても素晴らしい。 またこの日は秋真っ盛りということで松茸が目白押し！ 特に鱧と松茸のお鍋、茎と傘、別々のタイミングであわせた松茸ご飯など飛び上がる美味しさのものばかり。 興奮と感動の約2時間でした。 この時期に伺えたご縁と機会に感謝です。 また是非伺いたいと思います。 ご馳走さまでした。

夏の終わりと秋の到来、２つを感じることの出来た今回のコース。 鮎の食べ比べ、鼈の蒲焼、松茸ご飯などなどどれも美味しく、流石の内容でした。

京味から一文字をいただいた理由に深く納得させられる素晴らしいコース。 以下この日いただいた内容と感想になります。 ★ミニ大根とこのわた、からすみ、鮑、蕗の薹 ★津居山の蟹 ★芽芋の吉野煮 ★フグの焼き白子 ★筍とグジの挟み揚げ、 セリ ★鯛の松川造り、メジマグロ、カワハギの肝ポン酢 ★ハマグリの真薯 ★モロコの山椒焼き ★海老芋と利休麩、京菊菜の抱き合わせ ★筍ご飯 ★わらび餅 奇を衒うことや押し付けがましいプレゼンテーションは一切ありません。 ただひたむきに素材を活かした美味しい和食を追い求めた京味さんの系譜らしいコース。 しかしどのメニューも他では味わえないような美味しさでした。 特に印象的だったのが芽芋の吉野煮。 一言でいうと食感が絶妙。 延々と食べ続けたくなります。 そしてグジを筍で挟んだ揚げ物。 筍のほのかな甘味にグジの塩気がなんとも言えない塩梅でした。 長い時間をかけて他の季節のメニューも味わえたらと思いました。 また次回も楽しみにしております。 ご馳走さまでした。

11月下旬の蟹尽くしコース。 香箱蟹から始まり、焼き蟹、甲羅焼きなどなど珠玉のメニューを堪能できました。

秋から冬への変化を楽しめる11月後半の「かんだ」さん。 以下この日いただいた内容と感想になります。 ★白子の茶碗蒸し ★琵琶湖の子持ち鮎 塩焼き ★鱧の湯引き 梅肉がけ ★セイコガニ お出汁のゼリー ★カワハギと肝 ★カワハギの頭 ★加賀蓮根の大根餅 車海老 どんこ椎茸 ★カマトロの握り 白トリュフがけ（2種類） ★マナガツオの幽庵焼き ★佐渡の黒無花果 胡麻クリームのせ ★鴨藁焼き 藻塩 ★土鍋ご飯 南大沼産 新米こしひかり 海老芋の赤だし 漬けマグロ 桜海老かき揚げ 鰻 ★3種類のぶどう（シャインマスカット、ピオーネ、オリエンタルスター）とミントのゼリー ★栗きんとん どれをとっても「流石」なメニューや構成。 基本的には過度な派手さはなく素材の持ち味を活かしたものが多い中、時折みせる神田大将らしい斬新なアプローチ。 まるで宝石のようなセイコガニ、湯引いたフワフワの鱧、トリュフを2種類かけたカマトロの握りなど特に印象的でした。 そして赤ワインをいただいている際に神田大将から「本来なら牛だけどワインには鴨が合うから鴨にしますか？」となんとも嬉しいお言葉が。 素晴らしいホスピタリティとともに神田大将の引き出しの多さに大変感銘を受けました。 16年連続ミシュラン三つ星という偉業にとても納得のいく素敵なひと時を過ごせました。 また伺えるのを楽しみにしております。 ご馳走さまでした。

コースはおまかせ一本になり¥33,000 以下この日いただいた内容と感想になります。 ★京都丸大根の水煮 水とお塩だけ ★橙釜 帆立と赤貝の紅白生酢 裏漉ししたあんぽ柿 花わさび ★平目と足赤えびのお造り 平目の粉醤油、平目の頭や骨でとった塩タレ、海老の味噌醤油 ★白味噌椀 梅で炊いた金時人参 胡麻と葛粉で作った丸餅 ★鮪の藁炙り 藁で燻してから皮目をパリッと香ばしく焼いた 大根おろしには柚子の搾り汁、あられに切った柚子と白い綿 ★蟹の蕪蒸し 香箱蟹 蟹饅頭 ★絹巻き寿司 琵琶湖の天然ホンモロコ ★ボラのカラスミと白子の源平揚げ ★たたき牛蒡 えごま、金柑 皮ごと食べる食材 千切り、拍子木切り ★マナガツオの炭火焼き 卵とお酒を練り込んだ 江戸甘味噌 干し無花果と干し柿 ★石川県の蕎麦粉を使った十割の鯛蕎麦 ★青首真鴨とセリの治部煮 ★ご飯 ご飯、氷魚、鮪漬け、とんぶり、香の物、味噌汁 ★白魚の卵とじ丼 ★せとかの擂り流し 赤山椒 ★淡雪餅、蕗の薹餅 お出汁に頼らない日本料理！ 和食と云えば出汁というくらい日本の食文化と結び付いた欠かせない物になりますが、明寂さんでは敢えて必要以上に出汁に頼らないこだわりのアプローチがありました。 素材の旨味を活かすべく、本当にその調理が必要なのか問いかけながら一品一品再構築されたお料理の数々は伝統的で日本料理らしい美しさもありながら、どこか先進的な印象も受けます。 一品目で登場した水とお塩だけで炊いた丸大根。 信じられない優しい甘味を感じました！ 橙釜で登場した紅白生酢では裏漉ししたあんぽ柿に橙の果汁をかけることで天然の甘酢に。 貝類の食感とも良く合います。 黄身白い卵を使った絹巻き寿司ではホンモロコの身と骨を別々に仕上げることで異なる食感や旨味を表現。 そして鯛の出汁で作った円やかなお塩をかけた十割蕎麦など食材の魅力を新たに再認識出来るような素晴らしいメニューの数々でした。

秋の伯雲さん。 王道と変化球、とてもバランス良く大変美味しくいただけました。 特にお出汁や火入れが絶品でまた季節毎に通いたくなるお味。 大将のお人柄も良く、スタッフのホスピタリティも最高でした！ 以下この日いただいたものになります。 ★雲丹の磯辺揚げ ★徳島の蒸し鮑 とんぶりのジュレ ★琵琶湖の天然鰻の白焼き ★北海道礼文島の昆布 指宿の鰹 淡路の鱧と長野県産 松茸のお椀 ★明石の鯛のお造り ★カツオの塩たたき 最初、藁の薫香がしっかりと感じるが、その後肉厚にカットされたカツオと見事に調和！ ★噴火湾の毛蟹とフカヒレの茶碗蒸し ★秋刀魚と焼き茄子　肝で作ったソース 長野県の焼き松茸 ★スッポンの唐揚げ ★スッポンのお出汁と さえずり（鯨の舌） ★青森県産 銀の鴨 藁焼き 千葉県産 茹で落花生 ★いくら丼、冷たい柚子お蕎麦 ★長野県産の巨峰のソルベ シャインマスカット 石川県産黒いちじく ★和三盆糖を入れて練った胡麻豆腐 また伺いたいと思います！ ご馳走さまでした。

この日は事情により久々の再訪となってしまいましたが更にパワーアップした礒田さんを堪能することができました。 以下この日いただいた内容と感想になります。 ★白味噌のお雑煮 海老芋と大根 金時人参 農家さんがついてくれたお餅 ★生カラスミの飯蒸し ★伊勢海老の炙り 海老味噌のタレ ★たたきごぼう ★焼きスッポン ★ウドとセリのおひたし ★白甘鯛の鱗揚げとタラの芽 ★明石の鯛とスミイカのお造り ★フグの白子とカブのお椀 ★香川のマナガツオ塩焼き ★つなぎなしの百合根まんじゅう おかき揚げ ★大間のナマコ ★ご飯 ・白飯 ・ちりめん山椒 ・時雨煮 ・香の物 ・TKG ・鰹節ご飯 ★あまおうとデコポン 白ワインのゼリー 無駄を削ぎ落としつつ、日本の四季の微妙なニュアンスを表現したメニューの数々は素晴らしいものばかり。 新年らしく、ほっこりとした白味噌のお出汁と柔らかいお餅のコンビがなんともいえないお雑煮。 レア目に表面を炙ったプリプリの伊勢海老に菜花、海老味噌のタレをかけた春の息吹を感じる一品。 この時期ならではなクリーミーな焼き白子と蕪の優しい風味が堪らないお椀。 そしておかわり必至な締めのご飯などなど美味しく楽しませていただきました！ また次回も楽しみにしております。 ご馳走さまでした。

12月の銀座きた川さん！ 前回より更にパワーアップした圧巻の内容でした！ ★汲み出し ・金時人参のすり流し ★前菜 ・緑茶で燻製した北寄貝のぬた和え ・海老芋 キャビア燻製 ・カワハギ肝和え ・渡り蟹ブランデー漬け ・林檎のチップで燻製した塩辛 ★副菜 コンソメと加減酢の煮凍り寄せ 雲丹、甘海老、芋のすり流し ★向附 ・鰆 燻製 黄身酢 山わさび ・牡蠣油通し 実山椒 叩き木の芽 ★椀物 ・車麩 芽柚子 ★お凌ぎ ・鯖の棒寿司 ゴマみそ酢山葵 ★焼物 ・のど黒 山椒醤油 ★油物 ・松葉蟹真丈蟹味噌餡 ★強肴 ・すっぽん串焼き 菊菜胡麻和え ★鍋 ・猪と茸の鍋 卸し蕪柚子 ★ 一膳目 天ばら 香の物 二膳目 白飯 朴葉味噌じゃこ ★止椀 ・野菜出汁を使った赤出汁 ★菓子 ・栗金団 特に印象的だったお料理をいくつか。 まずは副菜で登場した煮凝り寄せ。 開店にあたり北川さんが修行された「銀座 大石」さんからオマージュされた一品！ 雲丹や甘海老の旨味にお芋の優しい風味が良く合います。 続いて向附で登場した牡蠣！ 北海道仙鳳趾の牡蠣を60〜90℃の低温で油通し。 生でも火入れしたものでもない味わいある食感に。 この牡蠣に実山椒のタレが絶妙にマッチ！ また、三重県鳥羽の鰆をサッと揚げてから燻製にした鰆も脂の溶け具合、特製の黄身酢、山わさびなどがアクセントになりとても美味しかったです。 パフォーマンスの面でも要注目です！ そして「しのはらイズム」をまた違った形で表現されたスッポンの串焼き。 身、皮、ネギ、肝、腸という普段中々いただけないスッポンの部位を一つの串で味わえます。 お好みでつける赤山椒も良いですね。 〆のご飯はデフォルト2種（追加で1種） 看板メニューでもある天ばら！ 季節によって食材は変えられるとのことでこの日は 帆立、ゴボウ、レンコン、いか、アスパラなど。 日本人は絶対好きなお味です！ 更に追加で「幸せの青い卵」としても知られている「アローカナ卵」を揚げたTKG！ 滋賀県の近江米、削りたての鰹節、そしてふんわりと揚がった玉子が組み合わさり最高でした！ 開店から3ヶ月経って「チームきた川」としてオリジナリティを出しながら更に美味しく、そして楽しくなっていたことに驚きの連続でした！

コースはおまかせ一本で¥30,000 奇を衒わないシンプルかつ至高の和食を堪能できます。 以下この日いただいた内容と感想になります。 ★粕汁 ★蕗の薹、穴子寿司、鴨ロース、蟹の甘酢蕪巻き 黄身酢、ミニ大根このわた漬け ★胡麻豆腐 ★コロ（鯨の皮脂肪を揚げたもの）と水菜の煮物 ★神戸津居山の蟹 ★フグの白子の茶碗蒸し ★筍の挟み揚げ 若狭グジ ★お造り 鯛と赤貝 ★グジのみぞれ仕立て ★琵琶湖のもろこ ★淀大根と京菊名 ★牡蠣ご飯 ★昆布とろご飯（魯山人ご飯） ★わらび餅 苺とこし餡 南大将曰く『今までの経験をどう解釈するか』 その言葉通り、名店での教えを守りながらも随所に『味幸』さんならではなアプローチがあった素晴らしいお料理の数々でした。 プルンとした食感と濃厚な風味がたまらない胡麻豆腐、冬の代名詞でもある白子を使った茶碗蒸し、滋味深い淀大根など特に印象的でした。 そして〆のご飯！ 大粒な牡蠣がゴロゴロと入った牡蠣ご飯に加え伝説的逸品である昆布とろご飯、別名魯山人ご飯も堪能できました。 特に昆布とろご飯は旨味の凝縮された感覚が凄まじく、何度もおかわりしてしまう感動の美味しさ！ 大変素晴らしいひと時を過ごせました！ これからも益々楽しみな【味幸】さん。 また次回も楽しみにしております。 ご馳走さまでした。

「わたなべ」さんの最大の持ち味といえばやはり枠に捉われないオリジナリティ！ 「和」をベースにしながらも素材の持ち味を活かし、様々な創意工夫を凝らしたメニューの数々は他では味わえないものばかり。 以下この日いただいた内容と感想になります。 ★ひきたての一番出汁 ★牡蠣と百合根の柚香蒸し ★フグとセリのおかゆとトラフグの白子 ★西京味噌仕立ての松葉蟹真薯 金時人参 ときがらし ★ヤイトカツオ ★下関の天然のトラフグ 余市のあん肝と自家製のポン酢 ★ホンモロコの天ぷら お出汁 クワイチップ ★和牛の炭火焼き チョロギ 自家製オイスターソース ★京都の聖護院大根 ★ブリご飯 ★お食事 ・削り節TKG ・ノンワックスレモンカレー ・福岡のあまおうと沖縄の黒糖のアイス ★ほうじ茶、お茶菓子 今年初の【わたなべ】さんは1月下旬いうことでまさに冬真っ只中！ 濃厚な冬食材を【わたなべ】さんらしい新たな解釈で提供してくださいました！ コースは引き立ての一番出汁からスタート！ このお出汁が抜群に美味しく、コースをいただく準備が整います。 柚子釜を蒸した柚香蒸しは牡蠣と百合根！ 爽やかな香りを纏った大きな牡蠣は格別です。 そして焼いたトラフグの白子を乗せたおかゆ！ 冬食材の代名詞の一つでもある白子はおかゆと混ぜていただくとクリーミーで上品な印象に。 〆のご飯は3種類。 どちらも美味しかったですが今回特に印象的だったのがノンワックスのレモンを使ったカレー！ 程良いスパイスと酸味の塩梅が絶妙でした！ デザートでは演出面だけでなく、理に適った作りたてのアイス。 とろける口当たりやフレッシュな風味はやはり作りたてならでは！ これからも通い続けたい【わたなべ】さん！ 次回も楽しみにしております。 ご馳走さまでした！