熊野古道伊勢路・立石の道標です。文政三年（1820年）建立の道標。「右はほんぐう/左はじゅんれい道」と刻まれています。このように、本来ならばここが浜街道と本宮道の分岐点のようですが、残念ながら横垣峠までの道は未整備です。なので、有馬の道標から産田神社の方に向かうことにします☺️

　熊野古道伊勢路・口有馬の道標です。花の窟神社傍にある道標です。「右　熊野の山　巡礼道」と刻まれています。昔は海岸線に沿って進んで高波にさらわれて亡くなった方がたくさんいたそうです。そのため、ここで右の有馬街道沿いを行くように促しています☺️

　熊野古道伊勢路本宮道を歩行中（✖歩行中→〇走行中）に立ち寄りました。美味しい蜜柑類がとにかく安く買えます。熊野に着たときは必ずといっていいほど立ち寄ります。蜜柑類を買うなら間違いなくここだと思います。

　熊野古道伊勢路より寄り道。弥生時代からの古い神社で、伊弉冉尊（イザナミノミコト）とその子の軻遇突智神（カグツチノミコト）を祀っています。 　「古代の神社は建物がなく、ここでは『神籬（ひもろぎ）』（神の宿るところ）と呼ばれる石で囲んだ太古の祭祀台（祀り場）へしめ縄を張り神を招きました。左右の2カ所残っており、古さをものがったています」以上、熊野市観光公社ホームページより引用。 　また、当社は熊野さんま寿司発祥の地とされ、1月10日の大祭には、骨付きさんま寿司が奉納されるそうです。 　なお最後の方にここから徒歩10分ほどのところ（有馬の道標方向に戻る）にある黄泉比良坂（ヨモツヒラサカ）も入っています。黄泉比良坂はイザナギが黄泉の国から逃げ帰る際に、イザナミの追撃を振り切った場所で、竹籔の中にあります。黄泉比良坂、産田神社を過ぎ横垣峠へ(車で)向かいます☺️

　熊野古道伊勢路・横垣峠①です。区間は、神木公民館傍～登り口(東側)～水壺地蔵～横垣峠までとなります。 　水壷地蔵の横には、弘法大師がここを通った際、杖で穴を開けたと言われる湧き水があります。 　また、地蔵を過ぎしばらく歩くと、熊野灘を見渡せる開けたポイントがあり、まずまずの絶景です。伊勢路・本宮道の中では、一番では？通り峠傍にある丸山千枚田展望台からの眺望もよいのですが、通り峠は本宮道ではなく吉野方面へと向かう北山道なので☺️

　熊野古道伊勢路・横垣峠②です。区間は横垣峠～坂ノ峠～折山地蔵～登り口(西側)周辺までとなります。 　横垣峠からの見張らしはまずまずといったところですが、折山地蔵周辺の神木流紋岩(火山岩の一種)が敷き詰められた苔むした石畳はなかなかのものです。横垣峠道を過ぎ、阪本の集落に入ります。阪本は紀州犬発祥の地とされ、棚田が美しい山里です☺️

　熊野古道伊勢路・風伝峠①です。区間は尾呂志地区～登り口(東側)～風伝峠までとなります。 　「風伝峠は周囲の山より標高が低く、谷間となっているため、その名の通り風の通り道に。向こうの山で発生した霧は風に押されてこの峠を越えていきます(※)」。 　この霧を風伝おろしといい、秋から春にかけて発生する、ダイナミックかつ神秘的な現象です☺️ 　※御浜町のホームページより引用。 　

　熊野古道風伝峠にあります。車で来れるのですが、古道歩きで訪れると、感慨深いものがあります。昔は峠に必ずと言ってあった、旅人の疲れを癒す茶屋。熊野古道伊勢路で現在も営業中のものは、ここだけです。まさに「いきる茶店」。ご主人の人柄もよく、古道歩きの休憩には最適です☺️

　熊野古道伊勢路・風伝峠②です。区間は風伝峠～登り口(西側)までとなります。 　「風伝峠は熊野古道・伊勢路の本宮道の一部で、熊野本宮大社に続く道です。また、この道は熊野古道であると同時に、昔の人々の生活道でもありました。今でも道の傍らに当時の面影を垣間見ることができます」以上、御浜町のホームページより引用☺️ 　とはいうものの、当時の面影が具体的に何なのか、無知蒙昧な自身にはよく分かりませんでした。ただ、風伝峠～登り口(西側)には石畳の区間が多く残り、開けた景色と相まって清々しい気持ちになります。風伝峠を抜け、通り峠に向かいます☺️

　熊野古道伊勢路・通り峠①です。区間は登り口(南側)～標識10を過ぎたあたりまでとなります。 　通り峠は本宮道ではなく、風伝峠麓の後地から吉野方面へと向かう北山道です。見張らしはよくありませんが(丸山千枚田展望台除く)、石畳がしっかりと残り、雰囲気の良いコースです☺️

　熊野古道伊勢路・通り峠②です。区間は標識10を過ぎた辺り～通り峠～登り口(北側)となります。 　峠には嘉永4年（1851年）建立の子安地蔵が祀られており、ここから行ける展望台からの眺めは素晴らしいです。もっとも、峠を過ぎた辺りからは石畳がなくなり、少し寂しくなります☺️

　熊野古道伊勢路から寄り道。丸山千枚田です☺️通り峠から10分ほど登ると、丸山千枚田展望台に到着します。なかなかの絶景。そして、これから歩いていく伊勢路本宮道①～⑥が通る山々が見渡せます。

　熊野古道伊勢路・本宮道①です。登り口(東側)～登り口(西側)まで歩きます。

　熊野古道伊勢路・本宮道②です。登り口(東側)から登り口(西側)まで進みます。荒れており、入口からどこが道なのか少し迷いました。鬱蒼とした森を抜けると、青いネットに囲まれた開かれた区間が。木々がきれいさっぱりと伐採されているので(？)、古道の雰囲気はいまいちかな（・・・ただの山道にしか）。 　なお、本宮道②登り口の申請は通らなかったため、ここにいれてあります。参考程度に下記にURLリンクを貼っておきます。 本宮道② 登り口（東側） https://g.co/kgs/u5anUWy

　熊野古道伊勢路・本宮道③です。登り口(北側)～登り口(南側)まで歩きます。途中、しっかりと石畳が残る区間があり、また「天明元年(1781年)」と刻まれた、首のない地蔵があったりと、本宮道①～⑥の区間の中では良いコースです☺️ 　なお、本宮道③登り口の申請は通らなかったため、ここにいれてあります。参考程度に下記にURLリンクを貼っておきます。 本宮道③ 登り口（北側） https://g.co/kgs/kDpRFKV

熊野古道伊勢路・本宮道④です。本宮道④は夕陽の丘公園の端から端を迂回しているので、ここにいれてあります。カバー画像は夕陽の丘公園です。本宮道④は特に見所もなくあっという間に終わります。

　熊野古道伊勢路・本宮道⑤です。本宮道①～⑥のそれぞれの間は、アスファルトの車道で幾度も分断され、その間の古道は想像に任せるしかありません。それは確かに残念なことではあるのですが、その一方で残った古道をよくぞここまで整備したなと、並々ならぬ苦労も想像できるのです☺️ 　なお、本宮道⑤登り口の申請は通らなかったため、ここにいれてあります。参考程度に下記にURLリンクを貼っておきます。 　本宮道⑤ 登り口（西側） https://g.co/kgs/68BRFY2

　熊野古道伊勢路・本宮道⑥です。登り口(北側)から登り口(南側)、楊枝川の集落まで歩きます。さほど長くはないのですが、本宮道の中でも石畳がしっかりと残る区間が続く、三重県内の本宮道(世界遺産部分)で最後の区間となります☺️ 　なお、本宮道⑥登り口の申請は通らなかったため、ここにいれてあります。参考程度に下記にURLリンクを貼っておきます。 　本宮道⑥ 登り口（北側） https://g.co/kgs/J5ezX1u

　熊野古道伊勢路・楊枝川周辺です。楊枝川に沿って下っている途中、水車谷鉱山跡という遺跡を見つけました。途中、道が倒木で寸断されていたり、雑草が延び放題だったりと、不整備が目立ちました。遺跡としては貴重なのかな？なお、楊枝川の画像も最初に2枚入ってます。

　熊野古道伊勢路より少し寄り道です。山深い本宮道を抜けた後、ここより少し南の楊枝の渡しを渡り、志古に至ります。 　本堂は後白河法皇や京都のかの三十三間堂との関連が指摘されています。当時の中央と熊野との結び付きや、深い歴史を感じますね☺️

熊野川伊勢路本宮道もゴール間近。楊枝川沿いの道を降り、熊野川に出ました。写真は楊枝川と熊野川の合流地点からやや南東の「道の駅 瀞峡街道熊野川」から撮りました。ここから川原まで降りることができ、急峻な山々に挟まれた熊野の地を感じることができます。往時はここより西の楊枝の渡し跡から熊野川を渡って、本宮大社に向かったそうです☺️

　熊野古道伊勢路・志古周辺、瀞峡めぐりの里　熊野川です。ここから対岸に見えるのが楊子の渡し跡ですが、それらしきものは何もありません。せめて案内板くらいあってもいいものですが、求め過ぎでしょうか?それとも単に見つけれなかっただけ？ 　瀞峡めぐりの里にはレストランやお土産コーナーがあり、腹ごしらえやお土産購入に最適です。

　熊野古道伊勢路・万才峠。志古から万才峠に向かいます。万才峠がスポットになかったのでここに。　

　熊野古道伊勢路万才峠から中辺路・小雲取越に合流し、途中百間ぐらに寄った後、請川に至ります。請川から本宮大社までは目と鼻の先です。

熊野古道伊勢路本宮道のゴール地点、熊野本宮大社です。全国3000社の熊野神社総本山です☺️

大斎原(おおゆのはら)。熊野本宮大社より徒歩5～10分。元々はここに本宮大社がありました。明治22(1889)年の洪水により現在の場所に移転したとのこと。高さ30mはあろうか、大鳥居をくぐり、杉並木の参道を抜けると、右手に大社跡が。ここからは撮影禁止。行ってみれば分かるのですが、跡地の目の前が熊野川で、ほとんど高低差がありません。元々中洲であったそうなのですが、なるほどこれでは流されます・・・。寂莫。跡地には小さな祠があるのですが、木々の隙間から鳥の囀りが僅かに聴こえるのみで、静寂の中に厳かな雰囲気が漂います☺️

　熊野古道伊勢路本宮道より寄り道です。温泉としての世界遺産は唯一無二。湯の峰温泉、つぼ湯です☺

　熊野古道伊勢路より寄り道です。新宮市にある熊野古道高野坂。スポットになかったので、ここにいれました。急な坂もほぼなく、距離としてもまずまずで歩きやすかったです☺️

　熊野古道伊勢路より寄り道、大門坂です。

　熊野古道伊勢路より寄り道です。熊野那智大社です。